学名の種小名deodara は 神木 という意味らしい

今月のお題「木の実」

娘たちが通っていた小学校の ヒマラヤスギ(Cedrus deodara)

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植物図鑑、樹木図鑑にはもちろん記載されているけれど、私が参考にしている
2.3の木材の図鑑には載っていませんでした。
エジプト、西アジアの文明を支えた レバノンスギの兄弟なんですけど。

地面に近い枝は 木の成長にともなって 枯れ落ちてしまう事が多いけれど
このヒマラヤスギは 枝を落とさず、大きくする。

木の下の方の枝にある葉っぱは 陽が当たらない。
葉っぱを作ることはエネルギー生産のために 必要ではあるけれど
葉っぱを用意することは エネルギーを消費するわけで
そうした効率の悪いところに 力を使いたくない というのが
たぶん 木の気持ちなのだと思うけど
なかにはそう思わない奴もいる、 ということなのでしょう。

それで この木は 絵にかいたような円錐形の樹形。
先端がとがって 根本が広がっている。それを林業関係者は
『梢殺(うらごけ)』と呼んでいますが 
できるだけ そうならないように手を加えます。
めざすのは 『通直完満』(まっすぐで 根本から梢まで 同じような太さ という意味)

それでこの木は 日本では 造林のための樹木に選ばれないのでしょうか。

地面に近い所から 枝が出ているので
枝を伝いながら 上に登ることができる。

小学生のころ 私も 校門近くにあったヒマラヤスギの枝の上で 遊んだ記憶があります。
娘たちの通ったこの学校の このヒマラヤスギにも
何人かのこどもたちがよじ登っていました。
かなり高いところまで 登っている子もいました。

事故があったのかどうかは 聞いていませんが
上に登れないように 枝が切りおとされたのは
もうだいぶ前のこと。

下の方の枝に 雄花が咲いていました。
上の方に 松ぼっくりがのぞいていて
もうちょっと後で 
薔薇の花のようなかたちの球果の先端が
落ちてきます。

雄花
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球果。花の状態は高くて良く見えません。
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木材は 腐れにくいが もろい とのこと。
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レバノンシーダーと同じ仲間で 原産国のヒマラヤ西部からアフガニスタンでは 建築から器具まで いろいろ使われたのこと。
アカマツのように やにが強いが アカマツより硬質な感じ。
椅子など繊細な用途には不向き、という話もあるけど
まあ デザインや扱い方で そのへんは どうともなるけど。

樹皮
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Commented by knos3 at 2016-11-16 18:41
通っていた幼稚園でこの木の登った記憶があります。記憶にありませんが、枝が低いところから生えていたからでしょうか。学校によくあった木で、今の学校でも喫煙所の前で毎日眺めています。
Commented by kinokoji at 2016-11-17 23:55
knos3さん
大きくなる木は 世知辛い今の世の中 庭木としてはきらわれているのかな とも思っていましたが 健在ですか。
先日 これでイスをつくりました。脂がからんでくるのは 松そのものです。ヒマラヤスギといっても マツ科ですから。ちょっと甘味のまざった 松の香りの材でした。
by kinokoji | 2016-11-14 01:22 | 木材 | Trackback | Comments(2)