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地形をよむ

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地形を知るには 地図の方が情報が的確のような気がします。
写真は 撮り方によっては 臨場感がありますが
私のへぼ写真では 説明が必要です。

私の家から すこし下ると林檎畑にでます。
そこから 眺めた風景です。
標高は ほとんど900mほどです。

正面雲の中に 南アルプスがあり 
今見えているのが その前山帯の伊那山地の一角です。
その麓と それに平行した 写真の左から右へ黒く細い帯との間に
三峰川(みぶがわ)が流れています。

たいていこの辺では 河川と平行して走る段丘崖は林になっていて
緑の帯沿いは 川がながれています。

天竜川はその手前 写真の真ん中を左から右へ流れていますが 見えません。

写真の右はずれで 天竜川と三峰川は合流します。
そのあたりは 標高600mほどです。
ここから7,8kmほどのところです。

三峰川の上流 写真左に 高遠があります。
江戸の昔 男は佐渡へ 女は高遠に 『島流し』されたところです。

天竜川まで行ってしまえば 確かに上流にむかって行くといっても
高遠まで 三峰川沿いは ほとんどフラットです。

写真は伊那谷を俯瞰するように撮っています。

天竜川まで ここから自転車を ほとんど漕がないでも たどり着くことが出来ます。
その部分は急に落ち込んでしまうため 写真ではわかりません。
平面に圧縮してしまう写真は 凸凹の地形を のどかに見せてしまいます。撮る腕前のせいでもあるでしょうが。
ブレーキのメンテは大切です。

雲の中、見えている山並み三つうしろあたりに 
中央構造線が走っています。
諏訪から 杖突峠 分杭峠 地蔵峠 青崩峠を経て 秋葉神社、浜松 そして太平洋にでる
もうひとつの街道 「秋葉街道」が そこを通っています。
ヤマトタケルの通った道・・・ 
この道を 自転車で 私は絶対行くことはないでしょう。
分杭峠までなら・・・ 
Commented by itohimiko1 at 2007-03-30 01:12 x
今からサイクリング(いえ、もっと本格的?)には絶好に季節ですね。
>天竜川まで ここから自転車を・・・・
風を受けながら豊かな自然を突っ切って走るのは爽快でしょう♪
車ばかり乗っているといろいろ見落としていることも多くて損していますね、きっと。
>女は高遠に 『島流し』・・・
高遠って女性には過酷な土地なんですか?
Commented by kinokoji at 2007-04-03 18:44
itohimiko1さん
休みの日の雨の降らない時、それもヤボヨウのないとき すこしだけ自転車に乗っています。まったくの初心者マーク付きです。
このごろ 自分が乗り始めたせいか よく自転車にのっている人をみかけますが、私のようなのんびりした自転車乗りは あまりいません。
高遠は あの大奥の 『絵島生島』のお話の 絵島のたどり着いた所。高遠の桜の色は 絵島の血の色だとか・・・。
高遠は山間の 古くからある街で 厳しいところですが 私の住んでいる所ほどではありません。
by kinokoji | 2007-03-28 01:31 | 自然 | Comments(2)