名古屋城天守閣

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現在名古屋城内では 本丸御殿の復元工事がおこなわれていて
知り合いの漆屋さんも 仕事にかかわっていたと 話を聞いていました。
が わたしが見てみたいと思ったのは 天守閣のほうで。

幾度か名古屋へ出かけて 近くに行っても
鉄骨鉄筋コンクリート造のこの建物に 登ってみようなどと思いませんでした。

ここも 木造で復元工事が行われると聞いて
そうであれば 見られなくなってしまう前に SRC造の天守閣を見に行きたい
と 思ったのです。

空襲で焼失したこの城は SRC造で安易に 外観だけ形作る復元をした というイメージでいました。

復元されつつある本丸を見て
いろいろな条件の中で 大変な工事だっただろうと 想像させられるけれど
なんだか 違和感が残る。

前に見た 復元された金沢の城の構造材の仕上がりでも 感じました。

現代では機械もあるし 新しい技術も使える。
それによって 平面や直角 精度を持った寸法で加工もできる。
が、昔は材料に合わせたところもあるし、
必要なところだけ平らにして納める などしている。

そうした仕上がりの違いが 表情の違いを見せる。

集成材や 張り合わせたパネルを使うのは
狂いがなく 表面的には変わらないのだから
そうしたものを使うのは 合理的だ。

・・・・なら SRC造でもいいか・・・・

コンクリートだから安易 といのは 現物を見てちょっと違うかな と思えました。
そして 当時 どのような思いの中で再建されたか と想像する。

いまでも 名城は人々の思いのなかで 出来上がるのでしょう。
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昭和を感じさせる ビルの階段室のような…
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Commented by knos3 at 2017-08-17 21:11
復元された建物への違和感といば、平城京の大極殿、朱雀門。柱もヤリガンナで仕上げられ、きちんと作られたものなのですが、どこか違うのでは、と思ってしまう。

古民家を数多く見てきましたが近畿では昭和50年代まではいいモノがあります。これ以降の一世代で一気に伝統が消えたように思いますが・・・・。
Commented by kinokoji at 2017-08-18 00:08
knos3さん
もしかしたら重箱の隅なのかもしれませんが、経済的なところか、認識の違いか、突き詰め方のほんの違いも、その積み重ねでずいぶん異なるものができるのでしょう。同じ図面で家具を作っても 作る人ごとに 違ったものが出来上がる。あるいは、作る人以外のところの理由で突き詰めてゆけない、ということもあるでしょうか。
by kinokoji | 2017-08-17 01:00 | 建築 | Trackback | Comments(2)