K椅子

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『K』は 最初にデザインした かみさんの イニシャルから。
改良し この形にし ほぼ30年たちます。
うちでつくる椅子の 基本形になっています。
基本のK。

座面の角度は3°、
座位基準点をどこにとるかで 変わってきますが
その点での 座面に対する背もたれの角度は 103°
この画像の椅子は お客さんの希望で座面の高さを高くしていますが
基本は 座位基準点の高さ380mm。
(想定しているテーブルの高さは680mm。)

椅子は テーブルの高さとか 使われる状況などで
全くちがうサイズになりますが、
この基本形は 食事をしたり 書きものをしたり おしゃべりしたり
何でもこなしたいという欲張り型。イージータイプとは ちょっと違います。

座面も角度はついていますが 平らなままです。

お隣さんのFさんは
座り続けていても 腰の痛くならない椅子がないものかと
長く いろいろ探していたようですが
この椅子を絶賛してくれます。

友達と長くおしゃべりしていても すこしも腰が痛くならないの、と。

座面の高さ、角度、背もたれのあたり、背もたれのカーブ、それに座面の大きさ 背もたれの幅・・・
大した要素があるわけではありませんが
ほんのちょっとの違いが かなり大きな違いと感じられるようです。
椅子の難しさでもあります。

この椅子は飾りっ気もなく、丈夫です。
作家作というような いやらしい存在感もありませんので
生活環境にすぐに馴染みます。
と 自画自賛。


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Commented by knos3 at 2017-05-21 22:06
103度ということは、座面が3度、背もたれが74度。我が家のヒノキ椅子が2度、79度と比べると、座面が1度傾き、背もたれが5度寝ている。
アルバ・アアルトと座面は同じ3度、背もたれは76度より2度寝ているということになります。

このわずかな差が座り心地を決めるんですね。参考になります。座り比べてみたいですけどね・・・・。
Commented by kinokoji at 2017-05-21 23:58
knos3さん
座面の奥行、背もたれの高さの違いも大きいでしょうか。人は静止していませんし、拘束されるのは たとえベストポジションでも苦痛になりますから ある自由さも必要でしょうね。人それぞれの体型や好みもありますから。
椅子は1mm単位で座り心地が変わるといわれたことがあります。木材は1mmぐらい平気で変動しますけど。
by kinokoji | 2017-05-19 01:29 | 作ってしまったもの | Trackback | Comments(2)