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反グローバリゼイション

新年1月のお題 ― 「春永」

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難しいことはわかりません。経済は語学の次に苦手です。

「グローバリズム、ありぁ あかんかったやで・・・」
久しぶりに会った恩師の言葉。(私は正確に関西語の表記ができませんが)

うわの空のわたしは どんな文脈のなかでの話だったか思い出せませんが。

つい最近 新しいパソコンを買いました。
先代の十年前に買ったPCの値段とそれほど変わらず
性能は段違い。
技術の進歩ももちろんあるけど
これこそ グローバリズムのおかげなのだろうと思う。

安いところの原料や部品を 安い人件費のところで組み立てて
世界中のどこへでも 山のなかの私のところへでも
同じ品質のものを届けてくれる。

世界中 モノや人が自由に行き来する。
世界基準の同質のモノが手に入る。
それは悪いことではないだろう。

だけど 振り返って 私自身のことを思うと
グローバリズムとは違うところにあるのを知る。
グローバリゼイションの流れから 真っ先にはじかれるのは 私の仕事だ。
貧乏な理由だ。

それでも 私に仕事を頼んでくれる人がいるのは、
経済の原理だけではない ということなのだろう と思う。

端折って言ってしまえば
経済という話ではなく 生き方の問題なのでしょう。

経済がうまく回って行けば 巡りまわって 私の懐も潤ってゆくだろう
という図式を 私は信じない。

国家の安寧が国民の幸福につながらなかった70数年前の図式と相似形のように。

グローバリズム、あるいは国家主義、「巡りまわって...」 なんてない。
ちょっと注意が必要だ。

(今晩ちょっと飲みすぎました。)
by kinokoji | 2017-01-18 02:08 | 世の中の事象 | Comments(0)